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接続水域 せつぞくすいいき contiguous zone

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

接続水域
せつぞくすいいき
contiguous zone

領海に接続する一定範囲の公海海域で,沿岸国が警察,関税,衛生など国内法の履行を確保するために,一定の権限を行使することのできる海域をいう。禁酒法時代,アメリカが実効的な密輸入取締りのために設定したのが顕著な例。

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出典|ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典
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朝日新聞掲載「キーワード」の解説

接続水域

沿岸から12カイリ(約22キロ)までが「領海」で、そのさらに外側12カイリ、沿岸から24カイリを「接続水域」と呼ぶ。領海は領土や領空のように沿岸国の主権が及び、接続水域では沿岸国が通関や出入国管理、衛生上の規制をすることが認められる。いずれも国連海洋法条約で定められている。

(2012-10-17 朝日新聞 朝刊 3総合)

出典|朝日新聞掲載「キーワード」
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デジタル大辞泉の解説

せつぞく‐すいいき〔‐スイヰキ〕【接続水域】

自国の領海に接続する一定範囲の公海の水域。沿岸国は通関・財政・出入国管理などに関して一定の権限を行使することが認められる。
[補説]国連海洋法条約により領海の基線から24海里(約44キロメートル)までの範囲で設定できる。

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百科事典マイペディアの解説

接続水域【せつぞくすいいき】

沿岸国が特定の行政目的に限って管轄権を領海の外に延長して行使することが認められている,領海の外側に接続する一定範囲の水域。隣接水域ともいう。1982年に採択された国連海洋法条約では,沿岸から24カイリをこえない範囲で沿岸国が接続水域を設定することができるとされている。
→関連項目石垣[市]東シナ海

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世界大百科事典 第2版の解説

せつぞくすいいき【接続水域 contiguous zone】

沿岸国が関税・衛生など特定の行政目的に限って管轄権を領海の外に延長して行使することが認められている,領海の外側に接続する一定範囲の水域。隣接水域ともいう。1982年に採択された国連海洋法条約では,沿岸から24カイリをこえない範囲で沿岸国が接続水域を設定することができるとされた。 歴史的には,船舶の船足が速くなるにつれて,狭い領海内では密輸の防止など十分な取締りを行うことが困難になってきたので,沿岸国が関係諸国と条約を結んで接続水域の設定を認めてもらうようになったのが始まりである。

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大辞林 第三版の解説

せつぞくすいいき【接続水域】

領海の外側の一定範囲の水域。沿岸国は、この水域で通関・財政・出入国管理・衛生について一定の権限を行使できる。隣接水域。

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知恵蔵miniの解説

接続水域

「海洋法に関する国際連合条約」に基づいた、沿岸国の主権が及ぶ範囲である領海に接している外側24海里(約44キロメートル)の海域を指す。いずれの国の管轄権にも含まれない公海上にあるが、同海域では沿岸国が領土・領海の通関上、財政上、密輸入や密入国管理など出入国管理上、伝染病の防疫など衛生上の法令違反防止及び違反処罰のため、必要な規制をするなど一定の権利を行使することが沿岸国に認められている。2016年6月9日、政府は中国海軍艦艇が沖縄県尖閣諸島周辺の接続水域内に入ったことを海上保安庁の護衛艦が確認したことと、それとほぼ同じ時間帯にロシア軍艦も尖閣周辺の接続水域に入域したことを発表した。

(2016-6-14)

出典|(株)朝日新聞出版発行
(C)Asahi Shimbun Pubications Inc
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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

接続水域
せつぞくすいいき
contiguous zone

沿岸国が領海に接続して、その国の通関、財政、出入国管理または衛生に関する法令の違反を防止し処罰するために規制を行うことが認められる水域をいう。接続水域の範囲は、領海が3海里とされたときに、領海の基線から12海里までとされてきたが、国連海洋法条約により領海が12海里までに拡大されたことに応じて、24海里までとされている。200海里水域など、沿岸国の海に対する管轄権の拡大に伴って、接続水域の設定と画定に疑問が生じている。[中村 洸]

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