日本大百科全書(ニッポニカ) 「すべり台」の意味・わかりやすい解説
すべり台
すべりだい
高い所から自身の重みで滑り降りる遊具。器具の高さは、2メートルぐらいの幼児用から、4メートルぐらいの少年用、さらに、非常に長大な「大山すべり」といわれているものまで種々ある。滑り板の状態には直線、波状、回転などがあり、また、手すり、踊り場があるものとないもの、材質には木造、金属、コンクリート造などがある。だいたい固定的なものであるが、簡便な移動式のものもある。様式にはストレート・スライド(直線式のもの)、ウエーブ・スライド(波状のもの)、トンネル・スライド(途中にトンネルがあるもの)、スパイラル・スライド(旋回状のもの)、レーサー・スライド(1基から2本のすべり台が取り付けてあるもの)などがある。子供の遊具として、体の平衡感覚を養い、精神面でも勇気を育てるうえで有効である。
[山崖俊子]