ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「セミパラーチンスク州」の意味・わかりやすい解説 セミパラーチンスク〔州〕セミパラーチンスクSemipalatinsk カザフスタン東部の旧州。 1997年東カザフスタン州に編入される。州都はセミパラーチンスク (→セメイ ) に置かれていた。西部はカザフ丘陵,南東部はタルバガタイ山脈からなるが,北部にはイルトゥイシ川沿岸の平野がみられる。農業の中心地は北部で,コムギ (小麦) ,オオムギ (大麦) ,キビ,ヒマワリの栽培が盛ん。中部,南部ではタルバガタイ山脈の一部で農作物の栽培が行なわれるほかは牧畜が中心である。主要工業は農産物加工 (食肉缶詰,油脂,製粉,皮革) と繊維工業で,旧州都を中心に立地。金,銅などの鉱床もある。シベリアと中央アジアを結ぶトルクシブ鉄道が縦断。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by