20世紀西洋人名事典 「セルゲイラフマニノフ」の解説
セルゲイ ラフマニノフ
Sergei Vasil’evich Rakhmaninov
1873.4.1.(旧暦3.20.) - 1943.3.28
ソ連(ロシア)の作曲家,ピアノ奏者,指揮者。
ノーヴゴロト県オネーガ生まれ。
両親の離婚、ペテルブルクへの移住を経て、同地の音楽院等にピアノと作曲を学ぶ。1905〜06年モスクワの帝室大劇場指揮者、’11〜13年モスクワ交響楽団指揮者を務める一方、ピアニストとしてもヨーロッパやアメリカに演奏旅行を行う。’18年ロシア革命後はアメリカに永住し、作曲・演奏活動を続け、’43年アメリカの市民権を得る。作品には交響曲、ピアノ協奏曲、室内音楽、歌曲などがあり、多くは後期ロマン派の作風で、ロシア音楽の特色を濃くあらわしている。伝説的なピアニストとして比類のない名声を馳せた。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報