セントビンセント島(読み)セントビンセントトウ(その他表記)Saint Vincent

デジタル大辞泉 「セントビンセント島」の意味・読み・例文・類語

セントビンセント‐とう〔‐タウ〕【セントビンセント島】

Saint Vincent西インド諸島東部、セントビンセント及びグレナディーン諸島を構成する主島。南西部に首都キングスタウンがある。火山島として知られ、20世紀初頭に北部スーフリエール山(標高1220メートル)が噴火し、火砕流による犠牲者が出た。美しい海岸があり、観光客が多く訪れる。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「セントビンセント島」の意味・わかりやすい解説

セント・ビンセント島
せんとびんせんととう
Saint Vincent

カリブ海東部、小アンティル諸島中のウィンドワード諸島にある島。独立国セント・ビンセント・グレナディーンズの主島であり、島南部には同国の首都キングズタウンがある。面積363平方キロメートル、人口10万9400(2001推計)。火山性の島で、北部には標高1220メートルのスーフリエール火山がある。年降水量は海岸部で1500ミリメートル、山地で3810ミリメートルに達するが、1月から5月の乾期にはしばしば水不足になる。暖かい気候と美しい砂浜を求めて観光・保養客が訪れ、観光が島の重要な産業となっている。主要農産物はバナナサトウキビ葛粉(くずこ)、ココナッツ

[菅野峰明]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android