出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
北アメリカ南西部の大河。長さ2320km,流域面積59万km2。アメリカ合衆国西部,コロラド州のロッキー山脈に発して南西流し,グランド・キャニオン大峡谷をつくりながらコロラド高原を横断,先行谷をなす。河口はメキシコ領のカリフォルニア湾。流域一帯には峡谷と砂漠を中心とした景勝地が多い。下流にはフーバー・ダム(人造湖のミード湖を形成),コロラド水道,オール・アメリカン運河などがある。
執筆者:正井 泰夫
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
アメリカ合衆国西部の河川。ロッキー山脈とワサッチ山脈に源を発し、コロラド高原を横切り、ネバダ州とカリフォルニア州の南部を通ってメキシコ領のカリフォルニア湾に注ぐ。全長2320キロメートル、流域面積は約65万平方キロメートルに達する。支流にサン・フアン、リトル・コロラド、バージン、ヒーラ川などがある。隆起帯を横切る中流ではグランド・キャニオンをはじめ大規模な峡谷が発達している。1936年、グランド・キャニオンの下流側にあたるネバダ州の南部に、河水制御、土砂流出防止、灌漑(かんがい)、発電など多目的のフーバー・ダムが建設され、ミード湖という巨大な人造湖が出現した。
[鶴見英策]
南アメリカ南部の川。アンデス山脈に発し、アルゼンチンのパタゴニア地方の北縁部を北西から南東に流れ、大西洋に注ぐ。全長1130キロメートル、流域面積1万5300平方キロメートル。アンデス山脈の雪解け水をおもな涵養源(かんようげん)とするため、春が増水期にあたる。中流以下の部分は、年降水量400ミリメートル以下の半乾燥地域を流れるため、支流の流入がほとんどなく、流量は下流ほど少なくなる。
[松本栄次]
10/29 小学館の図鑑NEO[新版]動物を追加
10/22 デジタル大辞泉を更新
10/22 デジタル大辞泉プラスを更新
10/1 共同通信ニュース用語解説を追加
9/20 日本大百科全書(ニッポニカ)を更新