ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「タマノミドリガイ」の意味・わかりやすい解説
タマノミドリガイ
Berthelinia limax; bivalved snail
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
軟体動物門腹足綱タマノミドリガイ科の動物。瀬戸内海に多く、能登(のと)半島にも分布し、海藻のフサイワヅタの上にすむ後鰓類(こうさいるい)である。殻は左右2殻片からなり、殻長5ミリメートル、殻径3.5ミリメートル、殻幅2ミリメートルに達する卵楕円(だえん)形で扁平(へんぺい)、淡緑色をしている。左殻頂には巻いた小さな胎殻があり、右殻は二次的に生じる。軟体は細長く、頭には1対の触角の後ろに目がある。内臓は左右の殻で包まれている。このグループはかつては死殻しか知られていなかったので二枚貝と思われていたが、1950年(昭和25)に岡山県玉野市で生きた貝が発見され、後鰓類であることが初めてわかった。和名はこれにちなんだものである。
[奥谷喬司]
マイナンバーカードを健康保険証として利用できるようにしたもの。マイナポータルなどで利用登録が必要。令和3年(2021)10月から本格運用開始。マイナンバー保険証。マイナンバーカード健康保険証。...