タン・うたう・たたえる・なげく

普及版 字通 の解説


人名用漢字 15画

(異体字)
26画

[字音] タン
[字訓] うたう・たたえる・なげく

[説文解字]

[字形] 形声
籀文の字形に作り、もと(難)(だん)を声符とする字で、(嘆)と同声。(かん)は飢饉のとき巫を焚く形であるから、もとなげき、愁訴する意の字であるが、〔説文〕八下に「吟ずるなり」とし、吟詠の意とする。のちと通用し、同義に用いる。

[訓義]
1. うたう、たたえる、ほめる。
2. なげく、うめく、いたむ。

[古辞書の訓]
名義抄 ナゲク・ホム 〔字鏡集〕 ホム・ナゲク・タカシ

[語系]
thanは同声。〔説文〕二上に「きをむなり」と口に従う意を以て解するが、口は祝告して祈る意。両字同義に用いる。語彙は嘆字条参照。

[熟語]

[下接語]
・愛・永・詠・怨・嘉・慨・感・愧・欣・欽・吟・敬・寤・嗟・坐・三・讚・愁・称・傷・頌・賞・凄・絶・長・悲・俯・撫・憤・慕・遊・憂・余

出典 平凡社「普及版 字通」普及版 字通について 情報

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