NTT東日本およびNTT西日本が行う情報料回収代行サービス。一般には通称のダイヤルキューツーが通行する。1999年(平成11)7月に実施された日本電信電話(NTT)の持株会社化に伴ってNTTからNTT東日本および西日本が引き継いだ。電話番号は、0990-*-*****となっている。東京地方で1989年7月からスタートした。プロ野球の試合結果や株式情報などを問い合わせると、その情報を提供する新聞社などにかわって、NTTサイドが情報料金を徴収する。サービス開始時の市内通話料金は3分10円であったが、90秒で10円というように割増計算をして、3分10円で計算した通話料との差額を情報料にあてる。情報を商品として販売できる、高度情報社会の典型的なツールだが、アダルト情報などを提供する業者が数多く出現、少年たちの間でブームとなってサービスの質を問う声もあがり、社会問題になった。そこでNTTサイドは、倫理審査結果に基づく不良番組の解約、ツーショット番組の受付停止、ジャンル別番組提供などサービスの健全化に取り組まざるをえなくなった。1999年3月からは、大人向けジャンルの利用を18歳以上に制限した。その後、利用者が年々減少したため、2011年(平成23)12月に新規の番組提供の受付は終了となり、サービスの利用も2014年2月で終了することになった。
[編集部]
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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