ダウジング(英語表記)dowsing

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ダウジング」の意味・わかりやすい解説

ダウジング
dowsing

オカルティズムにおいて,分岐したハシバミ,ナナカマド,ヤナギなどの枝,Y字型の金属棒,ナイロンや絹の糸で吊り下げられた振り子などを用い,地下の水脈鉱物貴金属などの鉱脈,考古学的遺跡,ときには死体といったものを探しあてる手法。最初に流行したのは中世のヨーロッパと考えられる。ダウジングを行なう者(ダウザー)は,ふたまたになった棒の 2本の先をつかんで隠された物から伝わる信号を受け取ろうと試み,それが無意識の筋肉の収縮を引き起こして,棒が曲がったり激しく震えたりするとされる。探そうとする物が埋まっている場所の地図の上に棒をかざすだけで探索できると主張するダウザーもいる。なお,ダウジングに用いられる棒は占い棒と呼ばれることがあるが,ダウザーは占いをダウジングの一環とは考えていない。

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