ティボーデ

デジタル大辞泉 「ティボーデ」の意味・読み・例文・類語

ティボーデ(Thibaudet)

チボーデ

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百科事典マイペディア 「ティボーデ」の意味・わかりやすい解説

ティボーデ

フランスの文芸批評家。主として《NRF》で活動。マラルメフローベールバレリースタンダールらを論じた。また,モーラスベルグソン研究,《批評の生理》《文学反省》,未完の《フランス文学史,1789年より今日まで》などで知られる。ベルグソンの影響下に,生の持続根底とする総合的批評を確立

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改訂新版 世界大百科事典 「ティボーデ」の意味・わかりやすい解説

ティボーデ
Albert Thibaudet
生没年:1874-1936

フランスの批評家。処女作《ステファヌ・マラルメの詩》(1912)で,当時まだ理解者のすくなかったこの詩人のなかに20世紀の重要な文学的課題を見抜いたその眼識は,1912年以降《NRF(エヌエルエフ)》誌で担当した時評欄〈省察〉では,文学の新しい動向への柔軟な理解として発揮される。また《ギュスターブ・フローベール》(1922)では,作家の生を作品へとつなぐ文学の秘密を生成・持続の相で鮮やかにとらえた。これらの批評家的特質と,驚くべき博識による比較対照により作家作品を〈文学共和国〉内に位置づける技巧の総合を,世代論的時代区分を採用した遺著《フランス文学史,1789年より今日まで》(1936)に見ることができる。1924年より死までジュネーブ大学教授の地位にあった。
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20世紀西洋人名事典 「ティボーデ」の解説

ティボーデ


チボーテ,アルベールを見よ。

出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ティボーデ」の意味・わかりやすい解説

ティボーデ
てぃぼーで

チボーデ

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世界大百科事典(旧版)内のティボーデの言及

【文芸批評】より

…19世紀以前にも批評家は存在する。しかし,批評なるものは存在しない〉というA.ティボーデの定義の生まれるゆえんはここにある。 19世紀は第1に,文学作品の多量の生産と消費の始まった時代であり,それと並行する新聞・雑誌ジャーナリズムの伸長は,公衆のために批評を書く多くのジャーナリズム批評家,いわゆる時評家を生んだ。…

※「ティボーデ」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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