眼識(読み)ガンシキ

精選版 日本国語大辞典 「眼識」の意味・読み・例文・類語

げん‐しき【眼識】

  1. 〘 名詞 〙 ( 「げん」は「眼」の呉音 ) 仏語六識一つ。眼によって、その対象としての外界形状色彩などを識別する作用
    1. [初出の実例]「さくら花第四上慮にもしさかばしものけんしきかりてえんせん」(出典:入道右大臣集(1065頃))
    2. [その他の文献]〔大智度論‐一二〕

がん‐しき【眼識】

  1. 〘 名詞 〙 物事の性質善悪美醜などを見わけることのできる鑑定眼。眼力。鑑識眼。→げんしき
    1. [初出の実例]「百年を洞破する眼識は、皆無なりし也」(出典:一年有半(1901)〈中江兆民〉附録)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「眼識」の読み・字形・画数・意味

【眼識】がんしき

めきき。

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