テミルタウ(読み)てみるたう(その他表記)Темиртау/Temirtau

デジタル大辞泉 「テミルタウ」の意味・読み・例文・類語

テミルタウ(Temirtau/Теміртау)

カザフスタン中央部、カラガンダ州都市。1945年までの旧称サマルカンドスキーカラガンダ炭田中心とするカラガンダ冶金やきんコンビナートがあり、工業都市として知られる。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「テミルタウ」の意味・わかりやすい解説

テミルタウ
てみるたう
Темиртау/Temirtau

カザフスタン共和国カラガンダ州の都市。サマルカンド大貯水池の沿岸にある。人口17万0500(1999)、17万9224(2019推計)。1945年まではサマルカンドスキーСамаркандский/Samarkandskiyという一寒村にすぎなかったが、カラガンダ冶金(やきん)コンビナートの出現により大発展した。この間、人口は1939年の5000から、1959年の7万7000、1975年の19万7000、1989年の21万3600へと急激に増大した。豊富な埋蔵量のカラガンダ炭田を控え、冶金、合成ゴム鋳造などの盛んな新興工業都市。冶金コンビナート付属大学がある。

[山下脩二]

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「テミルタウ」の意味・わかりやすい解説

テミルタウ
Temirtau

カザフスタン中部,カラガンダ州の都市。州都カラガンダの北西約 30km,ヌラ川をせきとめてつくられたサマルカンド人造湖に面する。 1934年同湖の建設に伴って生れた集落で,第2次世界大戦までは寒村であったが,大戦中水力発電所と製鋼所が建設されて発展。 60年に銑鉄の生産を開始したカラガンダ冶金工場はその後も拡張が続き,大規模な製鉄コンビナートとなっている。ほかに合成ゴム,食品などの工場がある。カラガンダと鉄道ハイウェーで連絡。人口 21万 3100 (1991推計) 。

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