ディフェンバキア(英語表記)Dieffenbachia; dumb cane; dumb plant; mother-in-law's tongue plant

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ディフェンバキア」の意味・わかりやすい解説

ディフェンバキア
Dieffenbachia; dumb cane; dumb plant; mother-in-law's tongue plant

サトイモ科の1属。和名シロガスリソウ。熱帯アメリカに 20~30種が分布する。長楕円形の葉が互生する常緑多年草。大型種は 2mに達することもある。葉のつけ根の葉鞘 (ようしょう) が,円柱状で多肉質の茎を包む。園芸品種も多く,葉に白や淡黄色の細かい斑紋 (はんもん) や縞斑をもつ葉色の美しい種類が,観葉植物として鉢栽培される。切り口から出る液汁は有毒成分を含み,口に入るとしびれて話すことができなくなるため,唖甘蔗 (あかんしょ) ,英名ダム・ケーン (物を言えない茎) の呼称もある。高温多湿を好む。真夏以外は,葉焼けしない程度に日に当てたほうが株が締まる。冬期は水を控え目にして 10℃以上に保つ。

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