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でんき予報 でんきよほう

知恵蔵の解説

でんき予報

電力会社が提供する電力需給状況の予測データ。電力不足が懸念される時期に、ピーク時の供給力と需要予測値を知らせて需給見通しを予報する。家庭や企業に日頃の節電の目安にしてもらうほか、需給の逼迫(ひっぱく)が見込まれる場合に一層の節電を呼びかけて、停電を回避するのが狙い。
東京電力では、原発トラブル隠しの発覚(2002年)や新潟県中越沖地震(07年)の後に、原子力発電の運転停止による電力不足の恐れから、テレビやインターネットなどで「でんき予報」を流して節電を呼びかけてきた。東日本大震災の影響で多くの原発が停止した11年夏は、東京電力、東北電力、中部電力関西電力、九州電力などの電力会社が、相次いで予報を始めた。
東京電力は、11年7~9月の3カ月間、午後6時をめどに翌日に予想される最大電力とピーク時の供給力をホームページに掲載し、需給逼迫度に応じて4段階で節電を呼びかける。電気の供給に「比較的余裕がある」場合は緑、逼迫度が上がるに連れて黄、オレンジ、赤と色を変えて、電力不足の可能性を警告する。また、5分間隔の電力の使用実績もグラフで表示する。他の電力会社もほぼ同様の情報を公開し、関西電力では、供給に対する需要予測を90%未満、90~95%未満、95~97%、97%超の4段階で表し、状況に応じた節電を呼びかけている。イラストを使って一目で分かるよう工夫されているものもあり、中部電力では電池の充電量、関西電力では顔の表情のイラストを使い、需要者の目に訴えている。

(原田英美  ライター / 2011年)

出典|(株)朝日新聞出版発行「知恵蔵」知恵蔵について | 情報

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