日本大百科全書(ニッポニカ) 「データ放送」の意味・わかりやすい解説 データ放送でーたほうそう テレビ電波のすきまを使ってテレビ番組以外のデータを伝送するサービス。NHKなどが地上アナログ放送で1985年(昭和60)から字幕などの文字多重放送を始めたが、視聴にはアダプターが必要であまり普及しなかった。地上デジタル放送やBSデジタル放送では電子番組ガイド(EPG)や番組関連データのほか、ニュース、気象情報、地域情報なども提供されている。インターネット回線を組み合わせた双方向番組にも活用されている。テレビ以外では、FMラジオの電波を使って番組情報やニュース、交通情報などの文字情報を対応受信機向けに流す「見えるラジオ」もある。[乾 達][参照項目] | EPG | 地上デジタル放送 | BSデジタル放送 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「データ放送」の意味・わかりやすい解説 データ放送data broadcastingデータほうそう テレビ放送の電波を利用して,文字情報や画像,音声などのデータを送信する放送。専用機器,デジタル放送対応のテレビやパーソナル・コンピュータ,ワンセグ対応機器で受信できる。最新ニュースや天気予報などの情報を提供するサービス,テレビ番組に連動した情報をその番組の放送時間帯のみ提供するサービスなどがある。地上デジタルテレビ放送では,テレビをインターネットに接続することで双方向通信が可能になった。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報