精選版 日本国語大辞典 「とある」の意味・読み・例文・類語 と‐ある 〘 連体詞 〙 特に意識しないが、たまたま行き合わせた物事であることを示す。偶然目についた、という気持を込め、連体詞「ある」と同じように用いる。ちょっとした。たまたまそこにある。[初出の実例]「宮をばとある辻堂の内に置き奉りて」(出典:太平記(14C後)五)「ある夜の夢にとある花のもとに束帯ひ給へる男、紅の袴召されたる女性」(出典:謡曲・雲林院(1426頃)) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「とある」の意味・わかりやすい解説 トアルtoile トワルともいう。本来はリネンを意味するフランス語であるが,一般には天竺木綿でつくった衣服の原型,もしくは既製服産業のデザインルームで,デザイナーが立体裁断でつくる衣服の原型をいう。ボディに布地をピンワークであて,デザイナーのアイデアを立体で表現したもの。そのピンを除き,平面に展開したものがデザインルームのサンプルの原型となる。必要に応じて,これを紙に写して型紙をつくり,サイズ展開 (グレーディング) をする。トアルまたはこの型紙をもとに,工場で工業用型紙に展開する。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by