ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トリリング」の意味・わかりやすい解説
トリリング
Trilling, Lionel
[没]1975.11.5. ニューヨーク
アメリカの英文学者,批評家。コロンビア大学卒業。『ケニヨン・レビュー』誌などで批評活動をするかたわら,母校の英文学教授をつとめた。評伝『マシュー・アーノルド』 Matthew Arnold (1939) は心理学,政治学などの理論を取入れた力作。ほかに評伝『E.M.フォースター』 E. M. Forster (43) ,評論集『自由な想像力』 The Liberal Imagination (50) ,『文化のかなた』 Beyond Culture (65) ,『誠実と真正』 Sincerity and Authenticity (72) などがあり,新批評より幅広い活動を示す。また『文学の経験』 The Experience of Literature (67) などの批評アンソロジーを編み,小説『旅路のさなか』 The Middle of the Journey (47) がある。
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