デジタル大辞泉
「トルナバ」の意味・読み・例文・類語
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トルナバ
Trnava
スロバキア西部にある古都。人口7万(2002)。家電工業,鉄道関連工業のほか,自動車組立て工場,精糖工場,煉瓦製造所などがある。1972年にこの町の北のヤスロフスケー・ボフニツェJaslovské Bohuniceにはスロバキア最初の原子力発電所ができた。町は13世紀に創立。オスマン・トルコのハンガリー占領後,ここに大司教座が置かれ,18世紀までハンガリー教会支配の中心となる。1635年にエステルゴムの大司教パーズマーニュによってペシュト大学の前身たるトルナバ大学が建てられた。
執筆者:稲野 強
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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トルナバ
とるなば
Trnava
スロバキア西部、トルナバ県の県庁所在地。人口7万0286(2001)。ドナウ川流域平野北側のトルナバ台地に位置する。スロバキアではもっとも古く1238年に市の権利を獲得した。16世紀にはハンガリー王国カトリック教会の中心地となり、17世紀にカトリック系の大学が開設された。大司教座が置かれ、ゴシック様式の二重尖塔(せんとう)をもつ聖ミクラーシ教区教会をはじめ、多くの宗教施設がある。食品、自動車(貨物)、建築資材工業などがあるほか、ソニーが進出しテレビ部品の生産を行っている。1991年新設のトルナバ大学に加え、ブラチスラバの技術大学と経済大学、ニトラの教育大学がそれぞれ1学部設置されている。
[木村英明]
出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例
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トルナバ
Trnava
ドイツ語ではティルナウ Tyrnau。スロバキア西部の都市。ブラチスラバの北東約 45kmに位置し,周囲は平野部。7世紀に建設され,13世紀以降都市として発達。 16世紀にはオスマン帝国の北上に対してハンガリーとスロバキアの文化を守り,スロバキアのカトリックの中心地となった。 14世紀のゴシック様式聖堂,17世紀のバロック様式聖堂,16世紀の塔,中世の城壁など,歴史的,文化的遺物に富み,スロバキアのローマとも呼ばれていた。西スロバキア地方博物館には重要な民俗的コレクションがある。人口7万 1641 (1991推計) 。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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