百科事典マイペディア 「トーア・スチール」の意味・わかりやすい解説 トーア・スチール[株]【トーアスチール】 日本鋼管系の総合電炉メーカー。1987年日本鋼管の仲介により,東伸製鋼と吾嬬製鋼所が合併し誕生。東伸製鋼は,1950年に東京芝浦電気(現東芝)が財閥解体政策によって分離した足立製鋼所を淵源とする。同社が1952年に東芝製鋼に改称,1970年に日伸製鋼を合併し,東伸製鋼に改称した。吾嬬製鋼所は1933年に設立。形鋼・棒鋼・線材・加工品など多彩な製品を誇り,高炉製品にも進出。本社東京,工場仙台,鹿島。しかし長引く不況で鋼材価格は下落し,販売量も急減。合理化を進めていたが自力再建を断念。1999年3月解散。条鋼事業とエクステリア事業に分かれ,日本鋼管グループ内に再編。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by
ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「トーア・スチール」の意味・わかりやすい解説 トーア・スチール 日本鋼管グループの総合電炉メーカー。1950年に東伸鋼と吾嬬鋼の合併により設立。1987年にトーア・スチールとなり,1988年に上場。建築・自動車・機械用の鉄鋼製品(形鋼,棒鋼,線材,スパイラル鋼管など)を製造。門扉やフェンスなどのエクステリア製品へも進出。自動化,省力化によって経営体質を強化していたが,業績低迷が続いて資金繰りが苦しくなり,1999年会社解散。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報 Sponserd by