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線材 せんざいwire rod

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

線材
せんざい
wire rod

条鋼の一種。熱間圧延した経5~38mm程度の細さの鋼材をコイル状に巻取ったもの。 5.5mmの円形断面のものが標準。特殊形状として四六角および異形のものがある。炭素量によって普通線材と特殊線材 (低炭素特殊線材,高炭素特殊線材) に分けられる。そのまま使用されることはほとんどなく,線材2次製品メーカーによって常温で引抜き加工され,鉄線鋼線 (ピアノ線材,綱索材など) となる。さらにこれが加工されて釘,ねじ針金その他各種の2次,3次製品となる。

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デジタル大辞泉の解説

せん‐ざい【線材】

断面が円形の鋼材で、太さが5ミリほどのもの。鋼索金網・針金などの素材となる。

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世界大百科事典 第2版の解説

せんざい【線材 rod】

線に加工する金属素材。ふつう数mmの直径をもつ丸線で,多くの場合,引抜加工によってさらに細い線,すなわちワイヤが製造される。線材の製造は熱間加工によって行われることが多いが,加工の方法としては穴型圧延押出加工が用いられる。穴型圧延は主として鉄鋼の線材の製造に適用されている。一方,非鉄金属アルミニウム,銅およびその合金などの線材は押出加工で製造される。タングステンモリブデンの場合は,直径50mm程度のビレット(小型鋳片)から熱間引抜加工を経て冷間引抜により直接ワイヤに加工される。

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大辞林 第三版の解説

せんざい【線材】

太さが5ミリメートルほどの、断面が円形の鋼材。針金などの素材となる。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

線材
せんざい
wire rods

コイルに巻かれて出荷される線状の金属材料。鋼線の場合はその材質から軟鋼線、硬鋼線、ピアノ線、溶接棒心線、ステンレス線などに分類される。直径5~20ミリメートルまで熱間圧延機で鋼片から一気に仕上げられるが、さらに細くする場合は室温でダイス工具に通して引き抜く。軟鋼線は熱間圧延された素材をそのまま伸線機で引き抜かれるが、硬鋼線の場合はふたたび900℃付近に加熱されたのち550℃付近まで急冷されて炭化鉄Fe3C(セメンタイトという)がきわめて微細に層状に配列するパーライトとよばれる組織にしてから(この処理をパテンティングという)引き抜かれる。線材はそのまま金鋼やばねとして用いられるほか、ボルトや釘(くぎ)などの素材となる。0.65~0.95%の炭素を含む硬鋼線はピアノ線ともよばれる。[須藤 一]

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世界大百科事典内の線材の言及

【エーカー】より

…これは4840平方ヤードに等しく,およそ0.4ha(4047m2)である。定義に使われているポールpoleという単位はロッドrodあるいはパーチperchともいい,51/2ヤードに等しく,畝が平均8本作れる幅である。長さの40ポールはファーロングfurlongといい,その語源は〈畝furrowの長さ〉にある。…

※「線材」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

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