20世紀西洋人名事典 の解説
トーマス・ハート ベントン
Thomas Hart Benton
1889.4.15 - 1975.1.19
米国の画家。
ミズーリ州ニオーショ生まれ。
シカゴ美術研究所で学んだ後パリへ留学、アカデミー・ジュリアンで学び、キュビスム、シンクロミズムに関心を持ち、その後ミケランジェロ、エル・グレコ等の様式を吸収し帰国。1910年代後半から写実主義に戻り壁画を多く手掛け、連作「アメリカの歴史的叙事詩」を制作、ウッドやカリー等と共に30年代に流行したリージョナリズムの一人となる。「ハック・フィンと黒人ジム」、「ペルセフォネ」、壁画「アメリカ生活の絵画」等の作品がある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報