日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドレッベル」の意味・わかりやすい解説 ドレッベルどれっべるCornelius Jacobszoon Drebbel(1572―1633) オランダ生まれの化学者、発明家。1605年ごろにイギリスへ渡り、ジェームス1世に厚遇された。ドレッベルは多くのものの発明者とされたこともあるが、顕微鏡、望遠鏡、ポンプ、時計、温度計などは大陸からイギリスへ紹介しただけであり、永久運動の機械のように信用できないものもある。硫黄(いおう)を硝石とともに燃焼して硫酸を製造する方法をイギリスへ導入したほか、染色などに業績がある。[加藤邦興] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例