デジタル大辞泉 の解説 ナコン‐ラチャシーマー(Nakhon Rachasima) タイ北東部の都市。ナコンラチャシーマー県の県都。イサーン地方(タイ北東部)の中心地。首都バンコクの北東約260キロメートル、コラート高原の西縁に位置する。通称コラート。近郊にはピマーイをはじめ、クメール朝時代の遺跡が多く残っている。ナコーンラーチャシーマー。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例 Sponserd by
改訂新版 世界大百科事典 の解説 ナコーンラーチャシーマーNakhon Ratchasima タイ東北部にある同名県の県都。都市域人口56万6104(2002)。コーラートKhoratとも呼ばれる。東北部の南西にあって,メコン川の支流ムーン川の沿岸に位置し,中部とはドンパヤージェン山脈によって限られている。東北部の政治・経済の中心地の一つで,交通網の基点でもある。周辺は起伏の多い地形で,低地で稲作が行われるほか,丘陵地では水牛などの牧畜が盛んである。ラオ系民族や華僑が多く,古い市域は城壁と堀に囲まれていた。アユタヤやバンコクなど中部に成立した王朝にとって,この地はラオスを含むラオ系民族を支配する際の重要な行政・軍事上の拠点であった。執筆者:田辺 繁治 出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報 Sponserd by
百科事典マイペディア の解説 ナコーンラーチャシーマー タイ東部,コーラート高原南部,メコンの支流ムーン川の上流に臨む都市。旧名コーラート。北部国境ノーンカイへの鉄道分岐点で,米,トウモロコシ,キャッサバの取引の中心地。養蚕も行われる。住民には華人,ラオ系民族が多い。53万993人(2006)。 出典 株式会社平凡社百科事典マイペディアについて 情報 Sponserd by