デジタル大辞泉 「ナーガパッティナム」の意味・読み・例文・類語 ナーガパッティナム(Nagapattinam) インド南部、タミルナドゥ州の都市。ベンガル湾に面し、港湾をもつ。16世紀にポルトガルの居留地となり、17世紀にオランダ東インド会社の支配下に置かれた。1781年に英国東インド会社が領有し、以降、綿布などの積出港となっている。漁業が盛ん。2004年に起きたスマトラ沖地震の津波により、同国で最も大きな被害を受けた。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
日本大百科全書(ニッポニカ) 「ナーガパッティナム」の意味・わかりやすい解説 ナーガパッティナムなーがぱってぃなむNagapattinam インド南部、タミル・ナド州中部のベンガル湾に面する港湾都市。ネガパッティナムNegapattinamともいう。人口9万2525(2001)。カーベリ川三角州の先端に位置し、内陸主要都市とは鉄道で結ばれる。ポルトガルやオランダの支配を経て、1781年にイギリス東インド会社がこの地を領有した。チェンナイ(マドラス)発展の陰に隠れて経済的には振るわず、現在でもラッカセイや綿製品の積出し港としての役割を果たしているにすぎない。[貞方 昇] 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例