のです(読み)ノデス

精選版 日本国語大辞典 「のです」の意味・読み・例文・類語

の‐・です

(格助詞「の(一)①(ハ)」に丁寧の助動詞「です」の付いたもの) 「のだ」の丁寧表現。話しことばでは「んです」となることも多い。
西洋道中膝栗毛(1870‐76)〈仮名垣魯文〉六「わちきゃア牛やしゃもより、らしゃめんがいいのですよ」

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報

デジタル大辞泉 「のです」の意味・読み・例文・類語

の◦です

[連語]準体助詞「の」+断定の助動詞「です」》「のだ」の意の丁寧な表現。
理由や根拠を強調した断定の意を表す。「注意をしないからけがをする―◦です」
(「のですか」の形で)相手に対する要求詰問の意を表す。「事故損害賠償はどうしてくれる―◦ですか」
多く「のでした」の形で)事柄のようすやあり方を強調して説明する意を表す。「彼は彼なりに努力をしている―◦でした」
[補説]話し言葉では「んです」の形をとることが多い。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

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