ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ハインゼ」の意味・わかりやすい解説
ハインゼ
Heinse, Johann Jakob Wilhelm
[没]1803.6.22. アッシュアッフェンブルク
ドイツの小説家。シュトゥルム・ウント・ドラングの作家。エアフルトで法律を学び,ウィーラント,グライムと親交を結んだ。 1774年ジュッセルドルフに行き,ヤコービを助けて雑誌『イーリス』 Irisを発刊。イタリアのタッソやアリオストの作品の翻訳もあり,美術批評家としても知られる。作品には,古代に憧れる芸術家を主人公にした官能的なユートピア小説『アルディンゲロー』 Ardinghello (2巻,1787) ,『ヒルデガルト・フォン・ホーエンタール』 Hildegard von Hohenthal (2巻,95~96) などがある。
ハインゼ
Heinze, Frederick Augustus
[没]1914
アメリカの銅鉱山経営者,投機家。 1892~1906年モンタナ州ビュートで銅鉱山開発と経営に成功したが,アマルガメイテッド銅会社と歴史的な争いののち敗退した。
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