ハスイモ(読み)はすいも

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハスイモ」の意味・わかりやすい解説

ハスイモ
はすいも / 蓮芋
[学] Colocasia gigantea Hook.f.

サトイモ科(APG分類:サトイモ科)の多年草。シロイモともいう。葉柄食用とするために栽培される。サトイモによく似るが別種で、塊茎は大きくならず、しかも堅いので食用とはしない。葉柄は緑白色で長さ1~2メートルになり、切り口には蓮根(れんこん)のように小さな穴があいている。えぐ味がほとんどなく、生食あるいは煮物として食べる。農業的にはサトイモの一品種として扱われ、暑さに強く、おもに西日本暖地において栽培される。

[星川清親 2022年1月21日]


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