日本大百科全書(ニッポニカ) 「ハッシンガー」の意味・わかりやすい解説 ハッシンガーはっしんがーHugo Hassinger(1877―1952) オーストリアの地理学者。有名な地質学者のジュース教授に教えを受け、1931年ウィーン大学教授となった。きわめて広範な専門分野をもち、自然地理学の地形学や人文地理学、経済・政治地理学、地誌学にわたって優れた業績を残した。ウィーン盆地の地形、文化景観、都市研究、ヨーロッパの経済・政治地理学などの研究のほか、とくにドナウ地域に関する地誌学的研究は、優れた業績として、地理学の発展に大きく貢献した。1952年、交通事故によって死去した。[市川正巳][参照項目] | ジュース | 地誌 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例