20世紀西洋人名事典 「ハンスキルク」の解説
ハンス キルク
Hans Rudolf Kirk
1898 - 1962
デンマークのジャーナリスト,作家。
労働者新聞の記者として活躍し、文学と社会の接点に着目した批評を行なった。その後共産主義的信念に基づき、プロレタリア作家として活動を始めた。代表作である「漁民」(1928年)は、ある宗教団体に属しているリムフィヨルドの漁民の生活の中に起きる悩みを描いている。その他にも現代社会を風刺した「日雇い労働者」「新時代」(’36年)や、自伝的作品である「影芝居」(’55年)などがある。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報