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ばこそ バコソ

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デジタル大辞泉の解説

ば‐こそ

[連語]《接続助詞「ば」+係助詞「こそ」》
活用語の仮定形(文語では已然形)に付く。あとの説明を成立させるのに十分な理由を、前に提示する意を表す。「親子なればこそ情愛も深いのだ」
「これをいみじと思へ―記しとどめて世にも伝へけめ」〈徒然・一八〉
動詞の未然形に付く。
㋐仮定条件を強調する意を表す。…ならば、きっと。→こそ
「げにそこよりと言は―、かたくなはしく見苦しからめ」〈かげろふ・中〉
㋑(中世以降終助詞的に用いて)強い否定の意を表す。…などするものか。…絶対ない。「押しても引いても動かばこそ」「情け容赦もあらばこそ
「新宮(しんぐう)熊野の地へ敵に足を踏ませ―」〈義経記・三〉

出典|小学館 この辞書の凡例を見る
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大辞林 第三版の解説

ばこそ

( 連語 )
〔接続助詞「ば」に係助詞「こそ」の付いたもの〕
動詞の未然形に接続する。
反語表現として、強い否定の意を表す。決して…することはない。絶対に…などすることはない。 「引いても押しても動か-」 「神ならぬ身の知ら-」 「とてもかうても鎌倉殿によしとおもはれたてまたら-/平家 12
仮定条件を強めて言い表す。 「いと馴れ馴れしう侍れども、また見知る人の侍ら-あらめ、いかがはせむ/落窪 1
動詞の仮定形に接続する。
理由・原因を強めて言い表す。…からこそ。 「君の体を思え-、忠告もするのだ」 「これまでの蓄積があれ-、今日までやってこられたのだ」
仮定条件を強めて言い表す。 「礼儀、礼儀と言うが、真心がこもれ-礼儀だ」
反語表現として、強い否定の意を表す。 「こんなことでよく平気でいられるものだと驚いている間もあれ-、もっとひどい状態が次々と出てきた」
動詞の已然形に接続する。意味はに同じ。 「散れ-いとど桜はめでたけれうき世になにか久しかるべき/伊勢 82

出典|三省堂
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