バメンダ(読み)ばめんだ(その他表記)Bamenda

デジタル大辞泉 「バメンダ」の意味・読み・例文・類語

バメンダ(Bamenda)

カメルーン西部都市。英語圏カメルーンの中心地標高約1600メートルの高原に位置する。首都ヤウンデ、港湾都市ドゥアラ幹線道路で結ばれる交通要地ビーズかごなどの伝統工芸が盛ん。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

日本大百科全書(ニッポニカ) 「バメンダ」の意味・わかりやすい解説

バメンダ
ばめんだ
Bamenda

アフリカ中部、カメルーン北西部の高地にある都市。英語圏カメルーン、北西部州の行政・経済・文化の中心をなす。人口31万6100(2001推計)、54万6361(2010推計)。交通の要衝にあたり、アフリカ横断道路が通る。市街地は盆地底に広がり、盆地を見下ろす東側の高台に行政地区がある。マンコン王宮とその博物館などの文化施設があり、籠(かご)やビーズ、木彫り、ブロンズ像づくりなど伝統的工芸が盛んである。カメルーンの第一野党、社会民主前線(SDF)の本拠地であるとともに、英語圏カメルーンの復活を主張する南カメルーン国民協議会(SCNC)の発祥地でもある。北東郊に私立バメンダ科学技術大学(1998年開校)がある。北北東45キロメートルには、鳥類固有種の多いことで知られるカメルーン第二の高峰オク山(3008メートル)がある。

門村 浩]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「バメンダ」の意味・わかりやすい解説

バメンダ
Bamenda

カメルーン西部の町。地方行政の行政庁所在地。ヤウンデ北西約 280km,火山性のバメンダ高地 (最高点 3008m) に位置。皮革コーヒータバコなど農畜産物の集散地。風光美に恵まれ,西部の観光中心地でもある。博物館がある。人口 11万 (1987推計) 。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

ビャンビャン麺

小麦粉を練って作った生地を、幅3センチ程度に平たくのばし、切らずに長いままゆでた麺。形はきしめんに似る。中国陝西せんせい省の料理。多く、唐辛子などの香辛料が入ったたれと、熱した香味油をからめて食べる。...

ビャンビャン麺の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android