現代外国人名録2016 「バンダナシーバ」の解説
バンダナ シーバ
Vandana Shiva
- 職業・肩書
- 環境保護運動家,科学哲学者 科学技術自然資源政策研究財団理事長
- 国籍
- インド
- 生年月日
- 1952年11月5日
- 出生地
- ウッタルプラデシュ州デーラドゥーン
- 専門
- 環境哲学
- 学歴
- ゲルフ大学大学院科学哲学(カナダ)修士課程修了
- 学位
- 物理学博士(ウェスタン・オンタリオ大学)〔1978年〕
- 受賞
- ライト・ライブリフット賞〔1993年〕,福岡アジア文化賞(大賞,第23回)〔2012年〕
- 経歴
- バンガロールにあるIndian Institute of Managementで研究に従事した後、ニューデリーで民間研究所を主宰。一方、1982年故郷のデーラドゥーンにResearch Foundation for Science,Technology and Natural Resource Policy(科学・技術・自然資源政策研究財団)を設立、主宰。草の根レベルの環境運動を支援する研究者のネットワークとして活動を続ける。特に北インド・ヒマラヤ山麓の森林保護や巨大ダムの建設反対運動で指導的役割を果たす。また、エコロジーとフェミニズムを結びつける“エコフェミニズム”という新しい思想と運動の領域を切り開いた。’91年NGO・ナウダニヤを設立し、伝統的な種子の保存、有機農業、フェアトレードなどの活動に着手する。“アース・デモクラシー(大地の民主主義)”という思想がこれらの中核をなす。著書に「アース・デモクラシー―地球と生命の多様性に根ざした民主主義」「緑の革命とその暴力」「生物多様性の危機―精神のモノカルチャー」「生きる歓び―イデオロギーとしての近代科学批判」(’88年)など。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報