デジタル大辞泉
「バーゼル美術館」の意味・読み・例文・類語
バーゼル‐びじゅつかん〔‐ビジユツクワン〕【バーゼル美術館】
《Kunstmuseum Basel》スイスのバーゼルにある市立美術館。豪商アマーバッハ家の収集品を市が購入したもので、1671年開館。ホルバインをはじめとするドイツ画家の作品を多数所蔵する。
出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
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バーゼル美術館 (バーゼルびじゅつかん)
Kunstmuseum, Basel
スイスのバーゼルにある市立美術館。1662年に,16世紀以来の個人収集アマーバハ・コレクションをバーゼル市およびバーゼル大学が取得したことに始まる。その後,多くの個人コレクションを吸収しつつ所蔵作品を増やし,現在ではスイス最大,ヨーロッパ有数の規模。所蔵作品は中世から現代に至るまでの絵画,彫刻,素描,版画で,幅広い収集を示す。とりわけ充実しているのは,ライン上流地域のルネサンス期の美術および全ヨーロッパにわたる20世紀美術である。スイス美術の収集の層も厚く,ウィッツ,ホルバイン父子,マヌエル,ベックリン,ホドラー,ジャコメッティら,中世末期から20世紀に至る代表作が展示されている。
執筆者:有川 治男
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
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バーゼル美術館
バーゼルびじゅつかん
Kunstmuseum-Öffentliche Kunstsammlung Basel
スイス,バーゼルにある美術館。素封家アメルバハ家3代のコレクションをもとに 1662年設立され,民間の公的な美術館としては最古の歴史を誇る。特にバーゼル大学の法学教授をつとめた B.アメルバハ (1533~91) の集めた作品がその中心で,ホルバイン,ウィッツのコレクションは特に重要。また,17世紀オランダ絵画や後期印象派以降の現代美術も充実している。
出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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