パン・ギムン(読み)潘 基文(その他表記)Ban Ki-moon

現代外国人名録2016 「パン・ギムン」の解説

パン・ギムン
潘 基文
Ban Ki-moon

職業・肩書
政治家,外交官 国連事務総長 元韓国外相

国籍
韓国

生年月日
1944年6月13日

出生地
朝鮮・忠清北道陰城(韓国)

学歴
ソウル大学外交学科〔1970年〕卒,ハーバード大学ケネディスクール〔1985年〕修了

勲章褒章
緑条勤政勲章〔1975年〕, 紅条勤政勲章〔1986年〕, オーストリア大勲章〔2001年〕, ブラジル・リオブランコ大十字勲章〔2002年〕

経歴
1970年韓国外務省(現・外交通商省)に入省。国連代表部一等書記官、在米国大使館総領事などを経て、’90年米州局局長、’92年長官特別補佐兼南北核統制共同委員会副委員長などを歴任。同年駐米公使となり、’93〜94年の北朝鮮核危機の際には米国との対北朝鮮政策調整に奔走、’94年の米朝枠組み合意調印尽力。’95年外交政策室長。’96年からは金泳三政権で大統領秘書室儀典首席秘書官、同外交安保首席秘書官を務め、’98年駐オーストリア大使。2000年金大中政権で外交通商次官、2001年国連大使。2003年2月から盧武鉉政権で新設の大統領外交補佐官を務め、イラク派兵決定などで主要的役割を果たす。2004年1月〜2006年11月外交通商相(外相)。2006年10月第8代国連事務総長に正式に指名され、2007年1月就任アフリカ中東の平和と安全、大量破壊兵器不拡散、ミレニアム目標達成(MDGs)、地球温暖化防止、人権保護、国連改革などの課題解決に取り組む。2010年8月広島の原爆死没者慰霊式並びに平和祈念式に初参列。2012年1月2期目。

出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「パン・ギムン」の意味・わかりやすい解説

パン・ギムン(潘基文)
パン・ギムン
Ban Ki-moon

[生]1944.6.13. 忠清北道,忠州
大韓民国 (韓国) の外交官。 1970年ソウル大学外交学科を卒業。外交官試験に合格して外交部に入部し,外交部から派遣されてハーバード大学ケネディー行政大学院に留学,1985年修士号を取得。外務長官特別補佐官,駐アメリカ合衆国公使,外交部政策室長などを歴任し,1996年キム・ヨンサム (金泳三)大統領の外交安全保障首席秘書官に登用された。 2000年外交通商部次官,2001年国際連合代表大使兼国連総会議長秘書室長,2003年ノ・ムヒョン (盧武鉉)大統領の外交補佐官,2004年外交通商部長官に就任。 2007年第8代国連事務総長に就任。初の東アジア出身の事務総長となった。

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