ヒペリオン(その他表記)Hyperion

翻訳|Hyperion

デジタル大辞泉 「ヒペリオン」の意味・読み・例文・類語

ヒペリオン(Hyperion)

土星の第7衛星。1848年に発見。名の由来ギリシャ神話巨人長径が約360キロ、短径が約225キロの非球形で、自転周期も自転軸も定まらずに変化する。非球形天体としては太陽系最大級ヒュペリオンハイペリオン

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関連語 自転周期

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ヒペリオン」の意味・わかりやすい解説

ヒペリオン
ひぺりおん
Hyperion

ギリシア神話のいわゆるティタン神族の1人。ウラノスガイアの子。姉妹テイアとの間にヘリオス太陽)、セレネ(月)、エオス(曙(あけぼの))をもうけた。その名は「天空を往来するもの」を意味し、また太陽神ヘリオスの称号として用いられる場合もある。

[伊藤照夫]

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世界大百科事典(旧版)内のヒペリオンの言及

【土星】より

…粒子の密度が高いと互いに衝突して細かく砕かれるのであろう。 土星は昔から9個の衛星をもつことが知られており,Iミマス,IIエンケラドス,IIIテチス,IVディオーネ,Vレア,VIチタン,VIIヒペリオン,VIIIヤペタス,IXフェーベと呼ばれている。しかし,ボエジャーはさらに多くの衛星を発見または確認し(いくつかは地上で発見されていた),その総数は21~23となった。…

※「ヒペリオン」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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