ビッグホーン山脈(読み)びっぐほーんさんみゃく(英語表記)Bighorn Mountains

日本大百科全書(ニッポニカ) 「ビッグホーン山脈」の意味・わかりやすい解説

ビッグホーン山脈
びっぐほーんさんみゃく
Bighorn Mountains

アメリカ合衆国モンタナ州ワイオミング州にまたがる山脈で、北半部は北西―南東方向、南半部は南北方向と湾曲し、長さは約250キロメートル。3000メートルを超え、ロッキー山脈の東方に孤立し、東側の大平原と西側ビッグホーン盆地とを分けている。最高峰はクラウド・ピーク(4013メートル)。花崗(かこう)岩体を核として、急傾斜した古生代中生代堆積(たいせき)岩が取り巻く。北部をビッグホーン川が先行谷となって横断し、山脈の東側にシェリダンの町がある。ビッグホーンとはロッキー山脈に生息する角(つの)の大きなヒツジのことである。

[鶴見英策]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ビッグホーン山脈」の意味・わかりやすい解説

ビッグホーン山脈
ビッグホーンさんみゃく
Bighorn Mountains

アメリカ合衆国,モンタナ州南部からワイオミング州北部に連なるロッキー山系の一支脈。最高峰クラウドピーク (4016m) 。山脈の西側はビッグホーン盆地で,山地から盆地にいたる丘陵地帯では,家畜放牧灌漑農業が行われる。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android