ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピクロトキシン」の意味・わかりやすい解説 ピクロトキシンpicrotoxin C30H34O13 。コッカリンともいう。ツヅラフジ科のつる性の低木アナミルタ Anamirta cocculusの種子に含まれる苦みのある有毒成分。中枢神経興奮作用があり,アルコールから光沢のある長斜方形の葉状結晶となる。水溶性。医薬としても用いられ,中枢興奮剤やバルビツル酸の解毒に利用される。副作用は,急性のけいれんや錯乱。 出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報