ピーエス三菱(読み)ピーエスみつびし

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ピーエス三菱」の意味・わかりやすい解説

ピーエス三菱
ピーエスみつびし

建設会社。プレストレストコンクリート prestressed concrete; PC技術による橋梁工事に実績をもつ。三菱マテリアル系。1952年,日本初の PC技術の企業化を目指し,閉鎖の危機にあった東日本重工業(現三菱重工業)から石川県の七尾造船所の造船以外の一切の施設・従業員を引き継ぐかたちでピー・エス・コンクリートとして設立。橋梁工事用として需要が増加した PCの製造・販売で力をつけ,工事施工部門へと進出。1991年社名をピー・エスに変更。2002年三菱建設と合併し現社名となった。独自技術により本州四国連絡橋や東京国際空港(羽田空港),関西国際空港を手がけたほか,体育館や博物館,美術館,競技場などの大型建築,高速道路建設の分野にも力を発揮する。

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日本の企業がわかる事典2014-2015 「ピーエス三菱」の解説

ピーエス三菱

正式社名「株式会社ピーエス三菱」。英文社名「P.S.Mitsubishi Construction Co., Ltd.」。建設業。昭和27年(1952)「ピー・エス・コンクリート株式会社」設立。平成3年(1991)「株式会社ピー・エス」に改称。同14年(2002)「三菱建設株式会社」と合併し現在の社名に変更。本社は東京都中央区晴海。三菱マテリアル系の土木・建築会社。コンクリート橋梁工事の大手子会社でコンクリート製品の製造も。東京証券取引所第1部上場。証券コード1871。

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