出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報
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…大量の切花,鉢物を合理的に生産するために優良種苗を入手し,ビニルハウスや温室をもち越冬期間を短縮する手段がとられている。新技術もとり入れられて栽培用土は赤玉土を基本とはするが,パーライト,バーミキュライト,ピートモスの利用が大きい。素焼鉢に代わってビニル鉢,木箱は発泡スチロール箱に代わり,ときには土なしの水耕栽培による切花も生産されている。…
…配合土に利用する資材は理化学性がすぐれているだけでなく,病虫害のおそれがなく,軽くて,しかも安価で大量に入手できるものでなければならない。そこで,砂,腐葉土,ピートモス(湿地にミズゴケが堆積してできた泥炭),バーミキュライト(ある種のケイ酸塩鉱物をごく短時間,1000℃で加熱したもの),パーライト(火山岩の一種を1000℃前後の温度で焼いたもの),おがくずなどを用いることが多い。これらの資材の配合割合は栽培者の経験によって決めていたが,近年では,多くの種類の植物に共通して利用できる配合土の調製法が考案されている。…
※「ピートモス」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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