フォーファノフ(読み)ふぉーふぁのふ(英語表記)Константин Михайлович Фофанов/Konstantin Mikhaylovich Fofanov

日本大百科全書(ニッポニカ) 「フォーファノフ」の意味・わかりやすい解説

フォーファノフ
ふぉーふぁのふ
Константин Михайлович Фофанов/Konstantin Mikhaylovich Fofanov
(1862―1911)

ロシア詩人文壇への登場は1881年。詩的特徴がもっともよく出ている第四詩集『幻影と秘密』(1892)では、理想の世界と低級な現実とのロマン主義的な矛盾が追跡され、そこからの脱出は、ときに美学的というより社会的覚醒(かくせい)によって果たされる。病的な心的状況への関心都市描写の印象主義的方法が彼をモダニズム詩人の先駆としている。

島田 陽]

出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例

今日のキーワード

プラチナキャリア

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...

プラチナキャリアの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android