フルセグ(読み)ふるせぐ

デジタル大辞泉 「フルセグ」の意味・読み・例文・類語

フル‐セグ

《full segmentから。また「フルセグメント放送」の略》地上デジタルテレビ放送ワンセグ放送12セグ放送の総称。1チャンネル分の放送波は、その帯域幅が13の領域セグメント)に分割され、一つのセグメントを利用する移動受信に強いワンセグ放送と、残り12セグメントすべてを使った高画質の12セグ放送からなる。カーナビなどの移動体機器が、電波の受信状況に応じて、両方の放送を切り替えて受信できることを意味する。「フルセグ対応チューナー」
[補説]ワンセグ放送に対して、12セグ放送を慣用的にフルセグ放送とよぶことがある。

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「フルセグ」の意味・わかりやすい解説

フルセグ
ふるせぐ

フルセグメント放送(full segment broadcasting)の略。ハイビジョン放送の高画質画像をそのまま再生できる意味として「ワンセグ」に対比して日本でのみ使われる慣用表現であり、正式な規格名ではない。

 フルセグの解像度は1920×1080画素であり、ワンセグに比べて単純計算で27倍となる。スマートフォンやタブレット型端末カーナビゲーションなどの機能に「フルセグ」とあれば、家庭のハイビジョンテレビと同等の高画質映像が、それぞれ端末画面視聴できる。

[編集部]

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IT用語がわかる辞典 「フルセグ」の解説

フルセグ

地上デジタル放送ひとつのチャンネルの放送波は13のセグメントに分割されているが、そのうちの12セグメントを用いた、家庭などに設置される固定テレビ向けの高解像度放送。◇13のセグメントのうちの1セグメントだけを用いる携帯電話などの移動体向け放送を「ワンセグ」というが、12セグメントを用いた高解像度放送とワンセグの両方とも受信できる、という意で用いられることもある。

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パソコンで困ったときに開く本 「フルセグ」の解説

フルセグ

通常の地上デジタル放送をワンセグと対比する場合の呼び名です。1チャンネル分の電波帯は13分割されており、うちひとつをワンセグが利用し、残り12を通常の放送が利用するため、この名が付きました。
⇨ワンセグ

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