ぶどうの会(読み)ぶどうのかい

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ぶどうの会」の意味・わかりやすい解説

ぶどうの会
ぶどうのかい

劇団。 1947年4月山本安英中心結成スタニスラフスキー・システムを基本理念とし,山本とともに山田肇,岡倉士朗木下順二らが指導にあたった。 48年3月第1回発表会で真船豊の『小さき町』,木下順二の『彦市ばなし』を上演。 50年木下の『夕鶴』を上演,以後木下の作品のほとんどを上演した。 64年9月解散。

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世界大百科事典(旧版)内のぶどうの会の言及

【劇団】より

…滝沢修(1906‐ ),宇野重吉(1914‐88)らの〈民芸〉(正称は〈劇団民芸〉)は,1947年に創立された〈民衆芸術劇場〉が発展的解消をとげ,50年に再建された劇団である。俳優座,文学座,民芸は〈三大新劇団〉といわれ,さらに山本安英(やすえ)(1902‐93)らの〈ぶどうの会〉,村山知義らの再建〈新協劇団〉,そして〈文化座〉の6劇団が戦前・戦中の流れをくむ劇団として戦後の再スタートを切った。また53年前後には,民間放送の開始により新人俳優活躍の場も広がり,俳優座養成所卒業生らを主体とする〈青年座〉(1954年結成。…

※「ぶどうの会」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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