直流機の整流子と電気ブラシによる電流の切替え(転流)を、電子回路による切替えに置き換えた同期電動機の一種。以前は無整流子電動機とよばれていたが、1980年代以降、永久磁石を使ったものはブラシレスモーターとよばれるようになった。ブラシ付きの永久磁石直流機では、固定子側の界磁が永久磁石であり、回転子に電機子巻線が存在する。回転子に電流を供給するためにブラシと整流子が連続的にすり接触している。ブラシが固定され、整流子が回転することにより電機子電流の電流の方向を転流することができる。この作用は発電機動作では交流を直流に変換するので整流とよばれている。
これに対してブラシレスモーターは、回転子が永久磁石の界磁である。電機子は固定子側にあり、転流は外部の駆動回路によって行われる。転流は回転子のN、Sの磁極にあわせたタイミングで行う必要がある。そのため回転子位置の検出が必要である。転流は絶縁ゲートバイポーラトランジスタinsulated gate bipolar transistor(IGBT)などの半導体デバイスのスイッチングにより行われる。ブラシレスモーターの駆動回路にはセンサーも含まれる。なお、三相巻線であれば転流回路にはインバーター回路を用いることもある。
ブラシレスモーターという名称は駆動回路に入力する直流電圧に対する電動機の特性の関係が、ブラシ付きの永久磁石直流電動機とほぼ類似であることからブラシレス直流モーターとよばれることからきている。したがって、駆動回路を含めたシステムがブラシレスモーターである。ブラシレスモーターの駆動電流は矩形波(くけいは)である。一方、構造的には同一であるが、駆動電流をパルス幅変調(PWM:pulse width modulation)制御により正弦波に近似させたものは永久磁石同期電動機に分類され、AC(交流)サーボモーターとよばれる。
[森本雅之]
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