20世紀西洋人名事典 「ブラス・ロカ」の解説
ブラス・ロカ
Blas Roca
1908 -
キューバの政治家。
国家評議会副議長。
本名Franncisco Wilfredo Calderio。
革命指導者として知られ、1929年より労働組合運動に参加するとともに、同年キューバ共産党に入党。’33年党中央委員となり、政治局員、書記局員も兼任。翌’34年党書記長に就任、以後憲法制定会議議員を経て、’40〜52年には国会議員を務める。その後’65年キューバ革命の勝利後、再建された共産党において中央委員、憲法起草委員長などを歴任し、’75年の第1回党大会において政治局員に選出。翌’76年人民権力全国会議議員、国家評議会副議長を兼任。著書に「キューバにおける社会主義の基礎」(’43年)。
ブラス ロカ
Blas Roca
1910 - 1987.4.25
キューバの政治家。
キューバ共産党書記長。
キューバ生まれ。
若くして靴屋になり、1930年代初めキューバ共産党に入党、’34年第2回大会書記長となる。’36年バティスタのクーデターを非難するが、’38年彼とともに協力しながらキューバにおいてコミンテルンの政策に忠実に従う。’39年の選挙で議員に当選。共産党が人民社会党と名称を変更したときも書記長にとどまる。’53〜58年まではメキシコに亡命、共産主義諸国を旅行した。フィデル・カストロの勝利後、キューバに戻り、中央委員会と書記局に加わる。
出典 日外アソシエーツ「20世紀西洋人名事典」(1995年刊)20世紀西洋人名事典について 情報