日本大百科全書(ニッポニカ) 「ブレーメンの音楽隊」の意味・わかりやすい解説 ブレーメンの音楽隊ぶれーめんのおんがくたいDie Bremer Stadtmusikanten グリム童話で名高い昔話。老いたロバが飼い主から見捨てられたために、ブレーメンの町の音楽隊に入ろうとして出かける。途中、同じような運命にある犬、猫、雄鶏(おんどり)らと道連れになる。その夜、森の泥棒の家に行き、一斉に鳴きだして泥棒をびっくりさせ追い出してしまう。そして家に住み着くことになる。ヨーロッパに広く知れ渡っている昔話であるが、アジアが話の原産地といわれる。[野村純一]『高橋健二訳『グリム童話全集1』(1976・小学館)』 出典 小学館 日本大百科全書(ニッポニカ)日本大百科全書(ニッポニカ)について 情報 | 凡例