ヘレフリンタ(その他表記)hälleflinta

最新 地学事典 「ヘレフリンタ」の解説

ヘレフリンタ

独◆Hälleflinta

石英・斜長石を主成分とする微粒緻密の変成岩。しばしば石英・長石の残留斑状結晶を含む。副成分鉱物は雲母・鉄鉱など。灰色,赤色,褐色,緑色などを呈し,層状をなすことが多い。化学組成上,Na2Oに富む石英斑岩ないし流紋岩・デイサイトに対応する。杏仁状構造や流理構造,凝灰岩質構造が残存することもある。スウェーデン中南部において片麻岩・雲母片岩・石灰岩と互層する。フィンランドのレプタイトの少なくとも一部はこれ。

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関連語 小島

岩石学辞典 「ヘレフリンタ」の解説

ヘレフリンタ

スウェーデン,フィンランドで片麻岩,雲母片岩,レプタイトなどの岩石に伴い広く分布する極めて細粒粒状組織を示す変成岩[Cronstedt : 1758].もとはチャート状の岩石とされていたが,現在は蜂蜜のような外観の粒状岩に使用する.細粒緻密な岩石で斑状や縞状のものがある.鉱物組成は石英,長石,雲母,緑泥石などからなり,流紋岩,石英斑岩,酸性凝灰岩などの酸性火成岩が接触変成作用によって生じた岩石と考えられている.スウェーデン語でhälleは岩石,flinteは火打ち石,硬い石の意味.

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ヘレフリンタ」の意味・わかりやすい解説

ヘレフリンタ
hälleflinta

微細な石英,斜長石を主成分鉱物とする緻密な変成岩。化学組成のうえでは流紋岩にほぼ対応する。中南部スウェーデンでは片麻岩,石灰岩と互層するので変成岩とみられる。日本では中央構造線に分布する片麻岩の圧砕の進んだものや,北海道の日高変成帯の断層に伴うケイ質岩をこの名で呼んだことがある。

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