現代外国人名録2016 「ホセカレーラス」の解説
ホセ カレーラス
José Carreras
- 職業・肩書
- テノール歌手
- 国籍
- スペイン
- 生年月日
- 1946年
- 出生地
- バルセロナ
- 本名
- カレーラス,ホセ・マリア〈Carreras,José María〉
- 学歴
- バルセロナ高等音楽院
- 勲章褒章
- レジオン・ド・ヌール勲章シュバリエ章
- 受賞
- グラミー賞(ミュージカルショーアルバム賞,第28回)〔1985年〕「ウェストサイド物語」,国際クラシック音楽アワード優秀アーティスト賞(第2回,1993年度),グラミー賞〔1991年〕,ローレンス・オリビエ賞〔1993年〕,シュヴァイツァー音楽賞〔1996年〕,ヴェルディ国際声楽コンクール第1位〔1971年〕
- 経歴
- はじめピアノを中心に音楽教育を受ける。バルセロナ高等音楽院でハイメ・フランシスコ・プイグに声楽を学び、モンセラット・カバリェに認められて1968年同地のリセウ劇場で歌手デビュー。’71年ヴェルディ国際声楽コンクール第1位。’74年のメトロポリタン歌劇場で成功を収め、急速に知名度を高める。端正かつ情熱的な歌唱で幅広い人気を集める。以後欧米各地の歌劇場、音楽祭で活躍、コンサートやリサイタル活動にも力を入れていたが、’87年7月白血病で倒れた。同年11月米国シアトルで骨髄移植手術を受け奇跡的に回復。’88年7月故郷バルセロナで復帰コンサート、続く9月ウィーン国立歌劇場でリサイタルを開き、世界中の話題を呼んだ。復活後、“ホセ・カレーラス国際白血病財団”を設立、音楽活動のかたわら白血病の治療・研究のための募金活動を続ける。ルチアーノ・パヴァロッティ、プラシド・ドミンゴとともに“三大テノール”と称され、’90年サッカーW杯イタリア大会の時に、初の三大テノール公演を開催。以来、’94年、’98年、2002年W杯でも続けた。1992年バルセロナ五輪の音楽監督を務め、開会式に登場して花を添えた。2008年6月演奏活動50周年を記念し、バルセロナのリセウ大劇場でリサイタルを行う。著書に「自伝ホセ・カレーラス―奇跡の復活」がある。1973年初来日。以後、’96年の三大テノール公演などで来日多数。
出典 日外アソシエーツ「現代外国人名録2016」現代外国人名録2016について 情報