ドミンゴ(読み)どみんご(その他表記)Placido Domingo

デジタル大辞泉 「ドミンゴ」の意味・読み・例文・類語

ドミンゴ(〈スペイン〉domingo)

日曜日
キリシタン用語で、しゅの日、安息日

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精選版 日本国語大辞典 「ドミンゴ」の意味・読み・例文・類語

ドミンゴ

  1. 〘 名詞 〙 ( [ポルトガル語] Domingo ) キリシタン用語。日曜日。主(しゅ)の日。安息日(あんそくにち)
    1. [初出の実例]「次のドミンゴに御アニマ御棺に納められ給ひし御死骸に蘇り給ひ」(出典:どちりいなきりしたん(一五九二年版)(1592)六)

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日本大百科全書(ニッポニカ) 「ドミンゴ」の意味・わかりやすい解説

ドミンゴ
どみんご
Placido Domingo
(1941― )

スペインテノール歌手マドリード生まれ。幼時両親とともにメキシコに移る。両親はスペインの歌劇サルスエラの歌手。メキシコでピアノ指揮を学んだのち声楽を修め、当初はサルスエラの歌手として活躍。テノール歌手としてオペラに本格的なデビューを飾ったのは1960年、ベルディ椿姫(つばきひめ)』のアルフレード役であった。62~65年イスラエル国立オペラに所属、66年ニューヨークにデビューし、以後世界の主要歌劇場でイタリア・オペラを中心に歌い、今日の代表的テノール歌手として名声を確立している。1976年(昭和51)イタリア歌劇団の一員として初来日して以来、メトロポリタン歌劇場の日本公演などに参加してたびたび来日。パバロッティカレーラスとともに現代の「三大テノール」とよばれ、1990年サッカー・ワールドカップ・イタリア大会の決勝戦前夜のコンサートで3人は初共演した。以来94、98、2002年のワールドカップほか世界各地で三大テノールのコンサートは行われた。近年はオペラの指揮者としても活躍している。

[美山良夫]

『P・ドミンゴ著、香川檀・秦由紀子訳『プラシド・ドミンゴ』(1985・音楽之友社)』

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ドミンゴ」の意味・わかりやすい解説

ドミンゴ
Domingo, Plácido

[生]1941.1.21. マドリード
スペインのオペラ歌手(テノール),指揮者,劇場監督。両親は著名なサルスエラ歌手。8歳のときに両親とともにメキシコに移住メキシコシティーの国立音楽院でピアノと指揮を学ぶが,声楽の才能に開眼したのを機に方向転換をはかった。1961年メキシコシティーでオペラデビュー。1962~65年イスラエル国立歌劇場と契約。1965年ニューヨーク・シティー・オペラ,1968年メトロポリタン歌劇場,1969年ミラノのスカラ座でそれぞれデビュー。120以上もの多彩なレパートリーを誇り,ルチアーノ・パバロッティ,ホセ・カレーラスと並ぶ「三大テノール」の一人として世界各地で公演し,多くの聴衆にオペラの魅力を伝えた。またポピュラー音楽,オペラ映画の作品も数多い。グラミー賞受賞 11回に加え,ケネディセンター栄誉賞(2000)をはじめ数々の賞に輝く。2002年にアメリカ大統領自由勲章と大英帝国名誉爵位を受けた。1996年からワシントン歌劇場芸術監督,2001年から同劇場の総監督を務め,2000年にはロサンゼルス歌劇場の総監督にも就任。欧米の主要オーケストラの指揮も行なう。

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百科事典マイペディア 「ドミンゴ」の意味・わかりやすい解説

ドミンゴ

スペインのテノール歌手,指揮者。マドリードに生まれ,サルスエラ歌手の両親とともに8歳でメキシコに移住。メキシコ・シティ音楽院でピアノと指揮をマルケビチ師事。サルスエラの舞台に立ったのち1960年《椿姫》でオペラ・デビュー。1968年メトロポリタン歌劇場,1969年ミラノのスカラ座に登場して大成功を収める。1976年に初来日。F.ロージ監督の《カルメン》(1983年)などの映画にも出演し,パバロッティカレーラスとの〈三大テノール〉のトリオでも有名。

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デジタル大辞泉プラス 「ドミンゴ」の解説

ドミンゴ

スバル(富士重工業)が1983年から1998年まで製造、販売していた乗用車。5ドアのワンボックス。6、7人乗り。

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