ボナンパク遺跡(読み)ボナンパック(英語表記)Bonampak

デジタル大辞泉 「ボナンパク遺跡」の意味・読み・例文・類語

ボナンパック(Bonampak)

メキシコ南東部、チアパス州にあるマヤ文明遺跡。グアテマラとの国境付近に位置する。北方ヤシュチラン支配下に置かれていたと考えられている。さまざまな儀式戦い踊りなどが描かれた紀元800年頃の彩色壁画が残っている。ボナンパク。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「ボナンパク遺跡」の意味・わかりやすい解説

ボナンパク遺跡
ボナンパクいせき
Bonampak

メキシコのウスマシンタ川流域にあるマヤ古典期 (300~900) の祭祀遺跡宮殿の内部に描かれた壁画で有名。壁画は3室にわたり,第1室は王侯行列,仮面舞踊者,楽隊などの図。第2室は戦闘の場面と勝利を収めた首長と捕虜たちの図。第3室はピラミッド祭壇での儀式の情景で,神々のシンボル,華麗な衣装をまとった踊り手たちの姿が,赤,青,緑,黒,黄,白,褐色などの極彩色で彩られている。

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